不安定な流れ、その危険な境界
安定型狭心症が運動時にのみ痛む「予測可能な」痛みだとすれば、不安定狭心症(Unstable Angina)とNSTEMIは予測を外れた「危険な」状態です。
血管内壁のプラーク(Plaque)が突然破裂し、生じた血栓が血管を部分的に塞いだり、血流を急激に減少させたりするためです。
この時、心筋は深刻な虚血状態に陥り、心臓酵素数値(Troponin)が上昇すれば心筋梗塞(NSTEMI)と、上昇しなければ不安定狭心症と診断されます。
これは完全な血管閉鎖(STEMI)へと進行しうる前兆段階であり、それ自体でも生命を脅かす可能性がある救急状況です。
BMの視点:揺れる心臓を掴まなければなりません。
BM韓方内科は「なぜ急に不安定になったのか?」と問いかけます。
韓医学の観点において、これは心臓の気が急激に崩れ(心気虚、Shinkikyo / 心氣虛)、悪い気が心臓を詰まらせた(心脈痺阻、Shinmyakuhiso / 心脈痺阻)危急な状態です。
- 気滞血瘀(Kitai-ketsu-o / 氣滯血瘀): 極度のストレスや過労で気が詰まり、血液循環が急激に停滞した状態です。
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- 痰濁閉阻(Tandaku-heiso / 痰濁閉阻): 脂っこい食習慣で溜まった老廃物(痰濁)が血管を塞ぎ、心臓が窒息している状態です。
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- 寒凝心脈(Kangyou-shinmyaku / 寒凝心脈): 冷たい気運や陽気不足により血管が収縮し、痛みが悪化した状態です。
私たちは不安定な心臓の裏に隠された、あなたの崩れた自律神経バランスと濁った血液の状態を診ます。これが「韓医師による内科学」が見つめる急性冠症候群の本質です。