生命のエンジン、その流れが詰まるとき
心臓は一生止まることなくポンプ運動を続け、それ自身も莫大な量の酸素と栄養分を必要とします。これを供給する血管が「冠動脈」です。
虚血性心疾患は、心筋が必要とする酸素量(需要)に比べ、供給量が不足したときに発生します。
最も一般的な原因は動脈硬化症(Atherosclerosis)で、血管の内壁にコレステロールや炎症細胞が溜まり、プラーク(Plaque)を形成することです。
血管が狭くなると、運動やストレスで心臓が早く動くとき、胸を締め付けられるような痛み、すなわち狭心症(Angina Pectoris)が現れます。
もしプラークが破裂して血栓が血管を完全に塞ぐと、心筋梗塞(Myocardial Infarction)という致命的な状態に至ります。これは単なる痛みではなく、心臓の細胞が息ができないと叫ぶ悲鳴です。
BMの視点:詰まった場所を通すだけでは不十分です。
BM韓方内科は「なぜ血管が詰まったのか?」と問います。
単に老化のせいではありません。韓医学の観点から見ると、虚血性心疾患は心臓の気が流れず(気滞)、血液が濁って滞り(血瘀)、老廃物が溜まった(痰濁)複合的な結果です。
- 心血瘀阻(Shin-ketsu-o-so / 心血瘀阻): 血液の粘度が高まり循環が停滞し、血管壁にカスが溜まる状態です。
- 痰濁阻滞(Tan-daku-so-tai / 痰濁阻滯): 誤った食習慣と代謝低下により、体内に不要な老廃物が満ちている状態です。
- 気虚陽衰(Ki-kyo-you-sui / 氣虛陽衰): 心臓を動かす根源的なエネルギー(陽気)が不足し、血液を最後まで押し出せない状態です。
私たちは画像検査に見える狭くなった血管だけでなく、その血管を壊したあなたの濁った血液と崩れた代謝バランスを診ます。これが**「韓医師による内科学」**が見つめる心臓病の本質です。