心臓の関門、房室結節が門を閉ざす時
心臓の上の部屋(心房)から下の部屋(心室)へ電気信号が移るには、必ず房室結節(AV Node)という関門を通過しなければなりません。
ここは心室が十分に血液を満たせるように信号を一時遅延させる「停留所」の役割をします。
しかし、老化、虚血(血液不足)、炎症などによりこの関門が狭くなったり詰まったりすると、信号伝達に問題が生じます。
- 1度ブロック: 信号が遅れて到着します。(症状はほとんどありません)
- 2度ブロック: 信号が時々途切れ、脈が飛びます。(めまい、動悸)
- 3度ブロック: 信号が完全に遮断され、心房と心室が別々に動きます。(失神、心不全、突然死のリスク)特に2度2型や3度ブロックは、心臓がいつ止まるかわからない危険な状態です。
BMの視点:詰まった道を通し、切れた脈を繋ぎます。
BM韓方内科は「なぜ電気信号が詰まったのか?」と問いかけます。
既存医学は伝導系の線維化(Fibrosis)や硬化(Sclerosis)を不可逆的な老化現象と見なしますが、韓医学の観点において、これは心脈瘀阻(Shin-myaku-o-so / 心脈瘀阻)と痰濁内蘊(Tan-daku-nai-un / 痰濁內蘊)の結果です。
- 心脈瘀阻(Shin-myaku-o-so): 心臓内の微小血管と伝導組織に瘀血が溜まり、信号伝達を妨げている状態です。
- 痰濁内蘊(Tan-daku-nai-un): 老廃物(痰濁)が溜まって組織を硬くし、電気の流れを遮断している状態です。
私たちは単に切れた信号を機械で繋ぐ前に、伝導系を塞いでいる老廃物を取り除き、循環の道を開く治療を行います。